以下は Slackware 3.1 + Linux v2.0.30 についての記述です.

〇ソースの展開

at700.c.gz を持っていった場合:

/tmp/at1700.c に(gunzip して)セーブしたと仮定します
$ su  ← ルートになる
# cd /usr/src/linux/driver/net
# mv at1700.c at1700.c- ← オリジナルのソースの名前を変更
# mv /tmp/at1700.c at1700.c ← 新しいソースを移動

パッチファイルを持っていった場合:

/tmp/at1700.patch.gz にセーブしたと仮定します
$ su  ← ルートになる
# cd /usr/src/linux/driver/net
# mv at1700.c at1700.c-  ← オリジナルのソースの名前を変更
# gzip -cd /tmp/at1700.c.patch | patch  ← パッチをあてる
これで at1700.c というソースファイルが新しくできています

〇カーネルのコンパイル

いままでとまったく同じです.注意点としては make menuconfig / xconfig したときに
General Setup --->
	Code maturity level options --->
		[*] Prompt for development and/or imcomplete code/drivers
Network device support --->
	[*] Other ISA cards
	[*] AT1700 support (EXPERIMENTAL)
をそれぞれ選択しておくことでしょうか (モジュール化しても問題ないと思います).

〇その他

ドライバの自動認識がうまくいかなかった場合は /etc/lilo.conf に
append = "ether=IRQ,IO,INT"
を追加するとうまくいくかもしれません(LILO を使っている場合).ここで
IRQ: ネットワークボードの IRQ 番号 (例 10)
IO: IOポートのアドレス (例 0x0240)
INT: インターフェース名 (例 eth0)
です.


不明な点・トラブル・改良点などありましたら nagoya@is.titech.ac.jp へメイルしていただければうれしいです.