: 2.4 柔軟性の欠如
: 2. 旧ネットワークの問題点
: 2.2 対障害性の欠如
第2研究館は各部局の教職員・大学院生・研究生・共同研究室などが入り乱れて
暮らしている学内随一のアナーキーな建物です。
したがって壁ひとつをへだててまったく無関係の利用者が隣り合って生活してい
ます。それでも一応は壁がありますから最低限のセキュリティは確保されていた
わけです。
一方、ネットワークの方は単純に物理的な配置で区分されているだけですから、
「壁」に相当するものはなにもありませんでした。ネットワーク的な距離からい
うと、隣に座っている利用者も、同じ階・あるいは上下の階の利用者も、まった
く同じ立場にあります。さらに共有型のハブを使っているため、同一ネットワー
ク内のトラフィックを誰でも簡単にモニタできてしまうという欠点もありました。
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