2. いままでの接続形態

一橋大学は一昨年(1998)の夏に SINETに加入しました。 国立と調布の間の接続を確保するために NTT の高速デジタル専用線(1.5Mbps)を 契約していました。1.5Mbps というのは、おおざっぱにいうと、毎秒400字詰めの 原稿用紙450枚分以上の情報が送れる回線速度です。

一昔前ですと、それなりの回線速度だったのですが、近頃は一般の家庭にもその 程度の太さの線が引かれる時代になりましたので、キャンパス全体で利用する 回線の速度としては、ちょっと見劣りがします。 1024×768・24ビットフルカラーの画像(小型のノートパソコンの画面1枚分)を圧 縮無しで送ろうとすると10秒以上かかる計算になりますので、「マノレチメディア〜」 な状況ではまるで力不足な回線速度です。

しかし文部省から来る専用線契約用の予算は、最寄りの SINETノードまで 1.5Mbps 相当のデジタル専用線を引くことを前提に計算されているの で、デジタル専用線を使う限り予算的にこれが限界です。