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構築・運用については次のような方針にしたがった。
- 実験であるため構築と運用の手軽さを重視する。
- 携帯型パーソナルコンピュータのプラットホームへの依存性はなるべく
減らす。
- 利用者認証によるアクセス制御をおこなうことにより、部外者の自由な
利用を(ある程度)妨ぐ。
上記の方針に沿って
- イーサネットおよび無線ネットワーク(IEEE 802.11b)での接続性を提供する。
- DHCP により IP アドレスの付与をする。
- ゲートウェイにより外部との通信を制御する形でのアクセス制御をおこなう。
- 情報処理センター発行の既存アカウントを利用した認証をおこなう。
という方針で実装をおこなった。
なお本稿では以下、本実験システム全体を「認証付きアクセスポイント」ある
いは「本システム」、イーサネットおよび無線ネットワークの接続点を「アク
セスポイント」、利用者認証によりアクセス制御をおこなうゲートウェイを
「認証ゲートウェイ」、アクセスポイントに接続する携帯型パーソナルコンピュー
タを「クライアント」と呼ぶことにする。
平成14年6月30日