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: 4. キャッシュサーバのログの解析 : Web トランスペアレントキャッシュ : 2. 試験運用のあらまし

3. インターネットトラフィックへの影響

結論からいうと、はっきりとは検出できないという結果に終りました。 図 1 は試験運用期間の前後のインターネットトラフィックのグラ フです。 目の子でみて分るような影響は出ていないようです(曜日や時間による変動に埋 もれている)。精密なデータをとって 統計的に解析すれば影響を検出できるかもしれませんが、そこまでしないと検出 できない程度の影響しかないのであれば、あまりキャッシュする意味がないのか もしれません。

図 1: MRTG によるトラフィックの推移
\scalebox {0.7}{\includegraphics{mrtg.eps}}

キャッシュサーバ附属の管理ツール(Novell Internet Caching System)の表示で は「ヒット率」が30% 台をキープ していたのですが、トラフィックからみるととてもそのような効果が出ていると は思えません。「ヒット率」の計算方法がいまだ謎なので(リクエスト数ベース だとしても、どうもログから直接計算した値と一致しない)なんともいえないの ですが、やはり測定手段は自前で別に用意すべきですね。



nagoya@cc.hit-u.ac.jp