: 不正中継(第3者中継)
: メールの基礎
: Double bounce
メーラからメールボックスを管理するには POP3 というプロトコルが使われます。
先に書いたように、このプロトコルには認証機構が組み込まれています。
したがってメーラ(利用者)は最初にアカウント名とパスワードによる認証をおこ
ないます。認証が成功すると、そのメールボックスからの読み出しと削除の権限
が得られますので、メーラ(利用者)は随時手元にメールをコピーしたり、不要な
メールを削除したりすることができるようになります。
たいていのサイトでは、メールボックスに保存できるメールの総量には上限が設
けられています。上限を超えてしまうとメールが届かなくなりますので、利用者
はメールボックスのサイズについて日頃から注意しておく必要があります
19。
情報処理センターのメールサーバの場合、ひとりあたり 30MB を上限として設定
しています20。
いまどきだと1通のメールが 30MB という話も珍しくありませんので、こんな
ケチな規制はかけたくないのですが、もろもろの事情でいまのところ利用者ひと
りあたりに提供できる資源はこれくらいが上限です。
Hiroaki Nagoya
nagoya@cc.hit-u.ac.jp